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システムにおけるパスワード管理の概要

1,552 バイト追加, 2014年2月11日 (火) 15:23
/* はじめに */
以下に3つのパスワード管理のパターンを説明し、次に、どのような方法でパスワードを見つけていくかの説明を加えます。
 
 
=== パスワードを防御なしに管理 ===
 
パスワード認証というと、ユーザからの入力の文字列と、既に登録しているパスワードの文字列を突き合わせることだと思っている人も意外といるのではないかと思います。
簡単に実装することができますが、ただし、このパスワードファイルが外部に流出した時点で、サービスの存続にかかわるレベルで、システム全体のユーザ認証が崩壊します。なぜならば、そのままの形ですべてのパスワードを利用することが出来るからです。
 
ファイルへのアクセスをコントロールすることで安全性を保っていると理解してしまう人がいるでしょうが、逆をいえば、それだけしか保護をしておらず、情報流出する可能性の前提に立っていません。潜在的に1つのエラーがシステム全体をカタストロフな状態に導く可能性がある脆弱な状態におかれています。
 
このシステムは、大きな問題をはらんでいるのは、改めて強調しなくとも多くの方には理解されているだろうと思います。その一方で、このようなシステムは、そんなに多くはないだろうと楽観的に考えるかも知れません。でも、パスワードを忘れたときに親切にも元々のパスワードを教えてくれるタイプのシステムは、まわりを見渡せばけっこうあるはずです。