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ファイルシステム

430 バイト追加, 2014年3月25日 (火) 06:48
/* ツリー構造 */
名前の後ろに/がついているのがディレクトリです。ファイルの後ろに@がついているのはシンボリックリンクです。まず、細かいことを抜いて、外部記憶装置であるハードディスクが、このファイルシステムと対応しているのかというもっとも最初の部分を説明しましょう。WindowsであればC:とかE:といったドライブ名で出てくるので直観的にわかり易いですか、一方でハードウェアを意識せざる得ない構造になっています。
- * 主要なディレクトリの意味-- ** /bin : システムに最小限必要なコマンド群-- ** /dev : デバイススペシャルファイル群-- ** /home : 一般ユーザのディレクトリ-- ** /lost+found : 破損したファイルの断片を退逃させる(これはファイルシステムが作成するものでLinuxのファイルシステム階層には含まれない)-- ** /proc : システムの状況やパラメータをやり取りするファイルのように見せかけたインタフェース-- ** /tmp : テンポラリディレクトリ-- ** /boot : ブート時に使用するカーネルが入っている-- ** /etc : 各種システム設定ファイルのディレクトリ-- ** /root : ユーザrootのディレクトリ-- ** /usr : システムに必要なディレクトリ群が入っているディレクトリ-- ** /sbin : システム管理者に最低限必要なコマンド群-- ** /lib : システムに最低限必要なライブラリ群-- ** /var : ログファイルやスプールなど用のディレクトリ
むかしのUNIXではディレクトリは特殊なファイルで、catをすると本当に中身を表示できました。現在ではディレクトリはファイルではなく、ディレクトリという特別なファイルシステム上のノード情報という位置付けになっています。これはUNIXのファイルシステムが抽象化されたレイヤ構造になったためです。
Linuxの標準的ファイルシステム階層のスペック(Filesystem Hierarchy Standard)はLinuxファンデーションがドキュメント化しています。<ref>
Filesystem Hierarchy Standard, "FHS 2.3 was released January 29, 2004."
http://refspecs.linuxfoundation.org/fhs.shtml
</ref>
=== ファイルシステムのマウント ===