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実際にGNU/Linuxを使ってみよう

407 バイト追加, 2022年2月17日 (木) 05:09
/* 脚注 */
世の中にディストリビューションがどれだけ存在しているか、わかりませんが、一般に認知されているディストリビューションは、Linux.org サイトのディストリビューションの検索ページ<ref> The DistroWatch Page http://distrowatch.com/dwres.php?resource=popularity </ref>(世の中にディストリビューションがどれだけ存在しているか筆者にはわかりませんが、一般に認知されているディストリビューションは、[http://distrowatch.com/dwres.php?resource=popularity ここThe DistroWatch Page])から検索することが可能です。
|}
日本が使えてメジャーなディストリビューションということで思い浮かぶのは、次のようなものです。同じディストリビューションでも、商用パッケージ販売版、自由にコピーして良いコミュニティ版など色々なバリエーションを含んでいます。
それぞれ特徴がありますし、使い勝手の良さは甲乙つけがたいですが、筆者は普段はそれぞれ特徴がありますし、使い勝手の良さは甲乙つけがたいですが、筆者は普段ノートパソコンとデスクトップには
[http://www.debian.org Debian GNU/Linux]
[http://www.ubuntulinux.org/ ubuntu]
を使っています。これらはGPLのライセンスの下で世界中のDebianデベロッパーが協力して作っているディストリビューションです。Debian サーバーには [https://www.centos.org/ CentOS]を使っています。 Debian GNU/LinuxはGPLのライセンスの下で世界中のDebianデベロッパーが協力して作っているディストリビューションです。Debian GNU/Linuxという意味は、「Debian はGNUソフトウェア群とLinuxカーネルから成り立っている」<ref>「DebianはGNUソフトウェア群とLinuxカーネルから成り立っている」ということを示しています。
DebianにはカーネルがLinuxだけではなく他のカーネルを使っているものもあります。たとえば
[http://www.debian.org/ports/kfreebsd-gnu Debian GNU/kFreeBSD]
はFreeBSDカーネルを使ったDebianのディストリビューションです。
</ref>
ということを示しています。
安定し、セキュリティのアップグレードも素早い対応で安心して使えるのでサーバなどに向きます。一方で安定指向な副作用としてカーネルなどのアップグレードは非常に遅いという面があります。新しいハードウェア対応などの問題等で新しいカーネルが必要な場合は、個々のサイトでカーネルをコンパイルし、独自にカーネルの入れ換えをするなどをしています。またDebianベースのディストリビューションも数多くあり、たとえばubuntuは非常に人気のあるディストリビューションですが、これはDebianから派生したディストリビューション1つです。
; 捕捉: RedHatとFedora Coreはルーツは同じですがRed たとえばRed HatやCentOS、Fedoraはルーツは同じですがRed Hat(Red Hat Enterprise Linux)は企業サーバ向けディストリビューション、ディスクトップ向けFedora Core はディスクトップ向けになっています。は企業サーバ向けディストリビューション、Fedoraはディスクトップ向け、CentOSはサーバ向けといったように方向性による分岐があり、Red Hat、Fedora、CentOS、各々のディストリビューションはどれもが活発に開発されています。このように色々なディストリビューションが存在するのがGNU/Linuxの特徴です。
=== LiveCD ===
これも色々なディストリビューションがあります。先程Linuxこれも色々なディストリビューションがあります。先程distrowatch.orgで調べて数えたら90種類以上comで調べて数えたら300種類以上(2019年3月時点) <ref>2006年当時2006年当時は90種類強のリストでした。</ref>ありました。<del>「''[[KNOPPIXを使ってみよう]]''」のページではFREEDUCとKNOPPIXの2つを紹介しています。</del>
*<del>[[KNOPPIXを使ってみよう]]</del> このテキストは obsoleted です。
=== Ubuntuとは ===
Ubuntu(ウブンツ・ウブントゥ)は数あるGNU/Linuxディストリビューションの中でも特にデスクトップ環境ではトップのシェアLinuxディストリビューションの中でも特にデスクトップ環境ではトップシェア
<ref>
[http://www.desktoplinux.com/cgi-bin/survey/survey.cgi?view=archive&id=0813200712407 DesktopLinux.com 2007 Desktop Linux Market survey]
</ref>
を持つディストリビューションです。名前の由来は南アフリカ共和国のズールー族の使うズールー語で、意味は慈愛・人情といった意味を持つのだそうです。の一角に常に入っている持つディストリビューションです。Ubuntuは[https://canonical.com/ Canonical社]がバックアップしているディストリビューションであり、商用サポート版もあります。名前の由来は南アフリカ共和国のズールー族の使うズールー語で、意味は慈愛・人情といった意味を持つのだそうです。 
Ubuntu の次のような理念を掲げて
<ref>
Ubuntu のサイトにある[httphttps://www.ubuntu.com/community/ubuntustory/philosophy Ubuntu のサイトにあるUbuntu Philosophy mission Mission: To bring free software to the widest audience]のページ]
</ref>
活動しています。
# Every computer user should have the freedom to download, run, copy, distribute, study, share, change and improve their software for any purpose, without paying licensing fees. (すべてのコンピュータユーザは、そのソフトウェアをいかなる理由においても、ライセンス料を払うことなく、ダウンロード、実行、コピー、配布、学習、共有、販売、そして改良する自由を持つべきである)* ソフトウェアをダウンロード、実行、コピー、配布、調査、共有、変更、および改善する自由を持てるべきである。# Every computer user should be able to use their software in the language of their choice.(すべてのコンピュータユーザは彼らの選択する言語のソフトウェアの利用が可能になるべきである)* すべてのユーザが使いたい言語でソフトウェアを使用できるべきである。# Every computer user should be given every opportunity to use software, even if they work under a disability.(すべてのコンピュータユーザはあらゆるソフトウェアを利用する機会を与えられるべきであり、たとえ身体障害を持つコンピュータユーザであっても同様である。)* すべてのユーザの障がいに関係なく、すべてのソフトウェアを使用できるべきである。* 我々(Ubuntu)の哲学は、Ubuntuライセンスポリシーとして、我々が作成するソフトウェア、配布する方法、およびライセンス条項にも反映されている。
そしてUbuntuの掲げる自由とはFree そしてUbuntuの掲げる自由とは[https://www.fsf.org/ Free Software Foundationの掲げるフリーソフトウェアで示している自由と同じであるともUbuntu Philosophy のページでは説明しています。Foundation]の掲げる[https://www.gnu.org/philosophy/free-sw.html フリーソフトウェア]で示している自由と同じであるとも説明しています。
ubuntuは[http://www.debian.org/ Debian GNU/Linux]が分岐したディストリビューションで、その最初のリリースは2004年と若い部類に入ります。もともとDebianは数あるディストリビューションの中でも有力なディストリビューションの1です。Debian が分岐したディストリビューションで、その最初のリリースは2004年です。もともとDebianは数あるディストリビューションの中でも有力なディストリビューションの1です。Debian をベースにしたディストリビューションなので初めからDebianと同様に安定していました。
ubuntuの特徴は、充実したデスクトップまわりの環境です。機能的な面だけではなく、見た目のデザインも商用システムに引けを取らないレベルに引き上げました。用意されているソフトウェア。またその使い勝手は、既存の商用デスクトップ環境とまったく遜色がありません。そのあたりが急速にデスクトップユーザが伸びた要因でしょう。また、開発のライフサイクルが比較的明確であることも、ユーザにとって導入しやすい要因になったと考えてもいいでしょう。DELLではUbuntu GNU/Linuxのプレインストール版を販売しています。ubuntuが登場した時に特徴的だったのは充実したデスクトップまわりの環境です。機能的な面だけではなく、見た目のデザインも他の商用システムに引けを取らないレベルに引き上げられていたことでした。用意されているソフトウェア。またその使い勝手は、既存の商用デスクトップ環境とまったく遜色がありません。そのあたりが急速にデスクトップユーザが伸びた要因でしょう。また、開発のライフサイクルが比較的明確であることも、ユーザにとって導入しやすい要因になったと考えてもいいでしょう。
=== いろいろなUbuntu ===
ubuntuは、ただ1つのUbuntuのセットを用意しているわけではありません。デスクトップ向けの構成、サーバ向けの構成、デフォルトのデスクトップ環境<ref>Ubuntuのデフォルトでのデスクトップ環境はUbuntu Desktop 11.04でUnityを採用しUbuntu 18.04からGNOMEを採用しています。</ref>は[http://www.gnome.org/ Gnome]ですが、それをKDEにした[http://www.kubuntu.org Kubuntu]、あるいは簡便なxfceを採用している[http://www.xubuntu.org/ xubuntu](ズブントゥと読む)などがありますし、また、教育用ソフトウェアを中心に構成した[http://www.edubuntu.org edubuntu]、またビデオや音楽などビジュアルやサウンドを扱うソフトウェアを中心に構成した [http://ubuntustudio.org/ ubuntu studio]などもあります。
[https://www.ubuntukylin.com/ Ubuntu Kylin]は中国政府の情報化を推進する部門である中華人民共和国工業情報化部とCanonicalが共同開発した中国政府公認の中国語版Ubuntuです。
=== Ubuntu インストール ===
* [[Ubuntuマシンインストール方法]]
* [[Windows上にUbuntuをインストールする方法]] 
== コマンドを入力してみる ==
UNIXではコマンドの使い方を覚えるのではなく、コマンドのマニュアルを読むことがUNIXの基本です。
印刷したものが欲しければ"man -T" の出力をPostscriptプリンタに送れることにより紙に出力できます(ただし紙資源を大量に消費するので、その点は考慮した上で出力して下さい)。
 
 
=== Webサイトで用意されているman ===
 
インターネット上のWebサイトにもmanページが用意されています。例えばkernel.orgのサイトにも[https://www.kernel.org/doc/man-pages/ man ページ]が用意されていますし、ドキュメントを日本語化する日本国内のプロジェクトでも[https://linuxjm.osdn.jp/ 日本語のマニュアル]を用意しています。Debianプロジェクトの[https://manpages.debian.org/ manページ]では検索するとブラウザで設定されている言語で判別して英語、日本語、中国語のマニュアルが表示されます。
 
また歴史的なmanページ[http://man.cat-v.org/unix-1st/ Unix First Edition Manuals] やmanページについての[https://manpages.bsd.lv/history.html 歴史]も公開されているので歴史を知る上で参考にすると良いでしょう。
== 脚注 ==
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[[Category:UNIXオペレーティングシステム|2]]