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* 我々(Ubuntu)の哲学は、Ubuntuライセンスポリシーとして、我々が作成するソフトウェア、配布する方法、およびライセンス条項にも反映されている。 | |||
そしてUbuntuの掲げる自由とは[https://www.fsf.org/ Free Software Foundation]の掲げる[https://www.gnu.org/philosophy/free-sw.html フリーソフトウェア]で示している自由と同じであるとも説明しています。 | |||
ubuntuは[http://www.debian.org/ Debian GNU/Linux] | ubuntuは[http://www.debian.org/ Debian GNU/Linux]が分岐したディストリビューションで、その最初のリリースは2004年です。もともとDebianは数あるディストリビューションの中でも有力なディストリビューションの1です。Debian をベースにしたディストリビューションなので初めからDebianと同様に安定していました。 | ||
ubuntuが登場した時に特徴的だったのは充実したデスクトップまわりの環境です。機能的な面だけではなく、見た目のデザインも他の商用システムに引けを取らないレベルに引き上げられていたことでした。用意されているソフトウェア。またその使い勝手は、既存の商用デスクトップ環境とまったく遜色がありません。そのあたりが急速にデスクトップユーザが伸びた要因でしょう。また、開発のライフサイクルが比較的明確であることも、ユーザにとって導入しやすい要因になったと考えてもいいでしょう。 | |||
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2022年2月17日 (木) 05:09時点における最新版
実際にGNU/Linuxを使ってみよう
ここではGNU/Linux[1]を用意し、実際に簡単な操作を行って正しく動いているかを確認までを行います。いずれにしろ何かのGNU/Linuxのディストリビューションを手元に用意して自分で触ってみない限りは実感が持てないので、まずは手を動かしてください。ここでは2つの方法を考えてみたいと思います。
第1番目の方法はLive CDを使うというものです。Live CDにはGNU/Linux(のディストリビューション)が入っており、このCD-ROMを使って起動する(ハードディスクにはインストールしない)すると利用できるようになります。起動時にしろ、コマンドを起動する時にしろ、一度はCD-ROMからファイルを読み込むので、ハードディスクから読み込むよりは遅いですが、簡便さという点では優れているでしょう。
第2番目の方法はVirtualBoxのような仮想マシンのソフトウェアをインストール[2]し、そのバーチャルマシン環境上でインストールすることです。十分なメモリ、ハーディディスク容量、高速なCPUなどのハードウェアの資源の制約等がない場合、こちらの方が使い勝手が良いでしょう。
ここではGNU/Linuxを本格的にインストールするというよりも、まずはLinuxを手元のPCハードウェアで動かすことを目標としています。Linuxを動かし、オペレーティングシステムとしてどのような構造になっているかを学習するには、まず、このレベルから始めていきましょう。
GNU/Linuxディストリビューション
狭義のオペレーティングシステムとはカーネルですが、広義のオペレーティングシステムは、カーネルと関連するシステムソフトウェア、および必要なコマンド群から出来ています。
GNU/Linuxの場合、単なるLinuxと呼ぶ場合カーネルを指します。広義のオペレーティングシステムは、ディストリビューション(直訳すると配布)というパッケージ化された形で存在しています。同じカーネルでも、それ以外のソフトウェアの組み合わせを変えるだけで、色々なバリエーションが出来るという良い例です。広義のシステムとして指す場合はGNU/Linuxと呼ぶと狭義の意味のLinuxと区別できて良いといえるでしょう。
- 補足
- 本テキスト中では厳密にカーネルのLinuxとシステムのGNU/Linuxを呼びわけているわけではありませんが、特にシステム全体を意識したいときはGNU/Linuxと書いています。
世の中にディストリビューションがどれだけ存在しているか筆者にはわかりませんが、一般に認知されているディストリビューションは、The DistroWatch Pageから検索することが可能です。
Red Hat | Fedora | Mint | CentOS |
Debian | GentooLinux | openSUSE | Mageia |
Arch Linux | Ubuntu | KNOPPIX | Vine |
日本が使えてメジャーなディストリビューションということで思い浮かぶのは、次のようなものです。同じディストリビューションでも、商用パッケージ販売版、自由にコピーして良いコミュニティ版など色々なバリエーションを含んでいます。 それぞれ特徴がありますし、使い勝手の良さは甲乙つけがたいですが、 筆者は普段ノートパソコンとデスクトップには Debian GNU/Linux か ubuntu 、 サーバーには CentOS を使っています。
Debian GNU/LinuxはGPLのライセンスの下で世界中のDebianデベロッパーが協力して作っているディストリビューションです。Debian GNU/Linuxという意味は、 「DebianはGNUソフトウェア群とLinuxカーネルから成り立っている」ということを示しています。 DebianにはカーネルがLinuxだけではなく他のカーネルを使っているものもあります。たとえば Debian GNU/kFreeBSD はFreeBSDカーネルを使ったDebianのディストリビューションです。
たとえばRed HatやCentOS、Fedoraはルーツは同じですがRed Hat(Red Hat Enterprise Linux)は企業サーバ向けディストリビューション、Fedoraはディスクトップ向け、CentOSはサーバ向けといったように方向性による分岐があり、Red Hat、Fedora、CentOS、各々のディストリビューションはどれもが活発に開発されています。このように色々なディストリビューションが存在するのがGNU/Linuxの特徴です。
LiveCD
これも色々なディストリビューションがあります。先程distrowatch.comで調べて数えたら300種類以上(2019年3月時点) [3]ありました。「KNOPPIXを使ってみよう」のページではFREEDUCとKNOPPIXの2つを紹介しています。
KNOPPIXを使ってみようこのテキストは obsoleted です。
- Ubuntu_Live_CDを使ってみよう
Ubuntu
Ubuntuとは
Ubuntu(ウブンツ・ウブントゥ)は数あるGNU/Linuxディストリビューションの中でも特にデスクトップ環境ではトップシェア [4] の一角に常に入っている持つディストリビューションです。 UbuntuはCanonical社がバックアップしているディストリビューションであり、商用サポート版もあります。 名前の由来は南アフリカ共和国のズールー族の使うズールー語で、意味は慈愛・人情といった意味を持つのだそうです。
Ubuntu の次のような理念を掲げて
[5]
活動しています。
- ソフトウェアをダウンロード、実行、コピー、配布、調査、共有、変更、および改善する自由を持てるべきである。
- すべてのユーザが使いたい言語でソフトウェアを使用できるべきである。
- すべてのユーザの障がいに関係なく、すべてのソフトウェアを使用できるべきである。
- 我々(Ubuntu)の哲学は、Ubuntuライセンスポリシーとして、我々が作成するソフトウェア、配布する方法、およびライセンス条項にも反映されている。
そしてUbuntuの掲げる自由とはFree Software Foundationの掲げるフリーソフトウェアで示している自由と同じであるとも説明しています。
ubuntuはDebian GNU/Linuxが分岐したディストリビューションで、その最初のリリースは2004年です。もともとDebianは数あるディストリビューションの中でも有力なディストリビューションの1です。Debian をベースにしたディストリビューションなので初めからDebianと同様に安定していました。
ubuntuが登場した時に特徴的だったのは充実したデスクトップまわりの環境です。機能的な面だけではなく、見た目のデザインも他の商用システムに引けを取らないレベルに引き上げられていたことでした。用意されているソフトウェア。またその使い勝手は、既存の商用デスクトップ環境とまったく遜色がありません。そのあたりが急速にデスクトップユーザが伸びた要因でしょう。また、開発のライフサイクルが比較的明確であることも、ユーザにとって導入しやすい要因になったと考えてもいいでしょう。
いろいろなUbuntu
ubuntuは、ただ1つのUbuntuのセットを用意しているわけではありません。デスクトップ向けの構成、サーバ向けの構成、デフォルトのデスクトップ環境[6]はGnomeですが、それをKDEにしたKubuntu、あるいは簡便なxfceを採用しているxubuntu(ズブントゥと読む)などがありますし、また、教育用ソフトウェアを中心に構成したedubuntu、またビデオや音楽などビジュアルやサウンドを扱うソフトウェアを中心に構成した ubuntu studioなどもあります。 Ubuntu Kylinは中国政府の情報化を推進する部門である中華人民共和国工業情報化部とCanonicalが共同開発した中国政府公認の中国語版Ubuntuです。
Ubuntu インストール
インストールに関してはubuntuインストールのページか、下に示すページを参照してください。
コマンドを入力してみる
manを使いこなそう
UNIXで最も大切なコマンドはmanであるといっても過言ではありません。manにはじまりmanに終る。それがUNIX的なスタイルといえるでしょう。 manコマンド自身もオンラインマニュアルを用意しています。ターミナル環境でコマンド man オプション man を入力してください。
$ man man man(1) Manual pager utils man(1) 名前 man - オンラインリファレンスマニュアルのインターフェース 書式 man [-c|-w|-tZT device] [-adhu7V] [-m system[,...]] [-L locale] [-p string] [-M path] [-P pager] [-r prompt] [-S list] [-e extension] [[section] page ...] ... man -l [-7] [-tZT device] [-p string] [-P pager] [-r prompt] file ... man -k [apropos options] regexp ... man -f [whatis options] page ... 説明 man はシステムのマニュアルページャーである。 man に与え ら れる引き数 page は、通常はプログラムやユーティリティ、関数 などの名前である。これらの引き数それぞれに対応する マニ ュ ア ル ペ ージが検索・表示される。 section が指定されると、 man はマニュアルを検索する対象をそのセクションに限定する。 デフォルトの動作では、すべてのセクションを既定の順序で検索 し、最初に見つかった page だけを表示する。複数のセクション に同名の page がある場合でも、表示されるのは最初の一つだけ となる。 .......
manを使いこなすにはmanのmanを読む必要があります。まずは、"man man"として、じっくり読んで下さい。
UNIXではコマンドの使い方を覚えるのではなく、コマンドのマニュアルを読むことがUNIXの基本です。
印刷したものが欲しければ"man -T" の出力をPostscriptプリンタに送れることにより紙に出力できます(ただし紙資源を大量に消費するので、その点は考慮した上で出力して下さい)。
Webサイトで用意されているman
インターネット上のWebサイトにもmanページが用意されています。例えばkernel.orgのサイトにもman ページが用意されていますし、ドキュメントを日本語化する日本国内のプロジェクトでも日本語のマニュアルを用意しています。Debianプロジェクトのmanページでは検索するとブラウザで設定されている言語で判別して英語、日本語、中国語のマニュアルが表示されます。
また歴史的なmanページUnix First Edition Manuals やmanページについての歴史も公開されているので歴史を知る上で参考にすると良いでしょう。
脚注
- ↑ GNU/Linuxのニュースサイト http://lwn.net/
- ↑ Windows、OS X、Linux、Solarisで動きます。こちらのサイトを参考にしてください。 http://www.oracle.com/technetwork/jp/server-storage/virtualbox/overview/index.html
- ↑ 2006年当時は90種類強のリストでした。
- ↑ DesktopLinux.com 2007 Desktop Linux Market survey
- ↑ Ubuntu のサイトにあるMission: To bring free software to the widest audienceのページ
- ↑ Ubuntuのデフォルトでのデスクトップ環境はUbuntu Desktop 11.04でUnityを採用しUbuntu 18.04からGNOMEを採用しています。
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