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UNIXとは何か

71 バイト追加, 2014年2月11日 (火) 17:18
/* UNIXの思想 */
* 小さいことは美しい --- 問題は小さく分割し、個々に解決する小さいコマンドを使い、それを組み合わせて全体の問題を解決する。
* 20%の労力で80%を解決する --- すべての問題を万能に解決するようなシステムを目指さない。労力少なく、おおよその問題を解決する。
* 単純に保て --- 単純であるべきものは単純にしておく。
ただ、これが現在のGNU/Linuxのシステム、あるいはLinuxカーネルにも当てはまるかは、筆者は少々疑問です。今のLinuxカーネル一つ取っても、たくさんの参加者によって組み込まれた、非常に多肢に渡る色々な機能を持っています。何でも投げ込むキッチンシンク(流し台)になっています。
小さいことは美しいとか、少なくとも単純であるべきものは、単純であるという部分はかなり怪しくなってきています。コードからみた場合、「小さいことは美しい」とか「単純であるべきものは、単純であれ」という部分はかなり怪しくなってきています。
実際 UNIXをベル研で開発していた人たちはUNIX UNIX をベル研で開発していた人たちは UNIX System Vの時にはUNIXを捨て、UNIXのオリジナルのアイデアを徹底させ、さらに新しく展開したPlan 9というオペレーティングシステムを開発しています。V の時には UNIX 捨て、 UNIX のオリジナルのアイデアを徹底させ、さらに新しく展開した[http://plan9.bell-labs.com/plan9/ Plan 9]というオペレーティングシステムを開発していました。
むしろこちらの方がUNIXのオリジナルコンセプトに忠実だと筆者は考えるほどです。
であれば、現在UNIXと呼ばれているもの自体が既にUNIX的ではなくなってしまっているという不思議な結論に達してしまいます。
このように、どこまでがオペレーティングシステムなのかという問題と同じく、UNIXの定義もどこまでがUNIXなのかの境界線がはっきりとしない問題だと言えるでしょう。このように、どこまでがオペレーティングシステムなのかという問題と同じく、 UNIX の定義もどこまでが UNIX なのかの境界線がはっきりとしない問題だと言えるでしょう。