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TCP/IP

944 バイト追加, 2015年9月8日 (火) 07:30
/* ifconfig */
グラフィカルインタフェース〜といっても項目をリストアップする程度のものですが〜を使って設定するツールは存在しますが、システムがブートする段階でIPの制御を行うのがifconfigです。
; 追記 (2015/9)
: RHEL7/CentOS7 といった新しいディストリビューションはifconfigを標準から外し、ipコマンド([http://lartc.org/howto/ iproute2])がデフォルトで入るようになりました。
低いレベルでコントロールする方法を理解したい、あるいはツールを作成したいと思った時は netdevice のオンラインマニュアルにヒントがあります。
/sbin/ifconfigをオプションなしに実行すると、現在のeth0やloが表示されます。
<pre class="bash">
$ ifconfig
eth0 Link encap:Ethernet HWaddr 00:15:c5:41:95:a0
collisions:0 txqueuelen:0
RX bytes:340 (340.0 B) TX bytes:340 (340.0 B)
</pre>
 
仮想ネットワークデバイスeth0はEthernetに接続され、IPアドレス192.168.100.18が設定されています。
特定のインターフェースを利用可能するには次のようにします。この場合、eth0のインタフェースを利用可能にします。
<pre class="bash">
# ifconfig eth0 up
</pre>
; 追記 (2015/9)
: RHEL7/CentOS7 といった新しいディストリビューションはifconfigを標準から外し、ipコマンドがデフォルトで入るようになりました。
==== 固定IPアドレス ====
 
<pre class="bash">
# ifconfig eth0 192.168.201.3 netmask 255.255.255.0
</pre>
こう実行することによってeth0にはIPアドレス192.168.1.3、ブロードキャスト:192.168.1.255、マスク:255.255.255.0が設定されます。
ここではeth0に設定していますが物理的に1つのNICに複数のIPアドレスを付与できます。むかしならNIC(network interface card)に1つのIPアドレスしか付加できませんでしたが、複数のIPアドレスが設定する場合、eth0:1、eth0:2といった形でMACアドレスが同じであるeth0のインタフェースが作られます。
 
<pre class="bash">
$ sudo ifconfig eth0:1 192.168.100.99 netmask 255.255.255.0
eth0:1 Link encap:イーサネット ハードウェアアドレス 14:da:e9:71:cd:35
UP BROADCAST RUNNING MULTICAST MTU:1500 メトリック:1
割り込み:47 ベースアドレス:0xc000
</pre>
 
==== 動的IPアドレス ====
dhcpサーバがあり動的にネットワークを設定するのは、もちろん事前にGNU/Linuxのネットワーク管理環境に、その処理を委ねますので、通常はネットワーク設定のパネルからセットアップを行います。ここでは機能を説明するために説明しています。Linuxのディストリビューションの用意しているネットワーク管理環境 ([https://access.redhat.com/documentation/ja-JP/Red_Hat_Enterprise_Linux/6/html/Deployment_Guide/ch-NetworkManager.html NetworkManager]などがバックグラウンドで起動されている) に、その処理を委ねますので、ユーザは一々明示的に処理するようなことはありません。GUI環境であれば通常はネットワーク設定のパネルからセットアップを行います。ここでは機能を説明するためにコマンドレベルで説明しています。
 
eth0にdhcpでアドレスなどを振りたいときはdhclientコマンドでeth0を指定します。
 
<pre class="bash">
# dhclient eth0
</pre>
 
もちろんネットワークデバイスはeth0だけなく仮想ブリッジのインタフェースも同様にIPアドレスを割り当てることができます。ブリッジのインタフェースがbr0として、dhclient br0 が可能で、成功すればbr0に動的にIPアドレスが割り振られます。
もちろんeth0だけなくブリッジのインタフェースも同様にIPアドレスを割り当てることができます。ブリッジのインタフェースがbr0として、dhclient br0 が可能で、成功すればbr0に動的にIPアドレスが割り振られます。DHCPサーバ側で指定できるのはipアドレス、ゲートウェイアドレス、ドメイン名などだけではなく、DNSサーバやNTPサーバの指定などクライアント側で必要な情報を用意することができます。
=== ブリッジ・ルーター ===