Linuxのswapについて私が知っている二、三の事柄

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Linuxのswapについて私が知っている二、三の事柄

swapの高速化

fstabでswapのプライオリティが設定できる。この数が多ければ多いほど優先される。一方で同じ優先順位であれば均等に使われる。 複数のハードディスク上にswapパーティションを取り、それを同じ優先順位で設定すると、スワップの際に並列に使われるのでraid0のような効果をもたらす。

下の例は4つのswapパーティションを使いswaponした状態である。


スワップを用意した状態 /proc/swaps
スワップが使用中の状態 /proc/swaps


これはSSDを複数用意し、その上にswapを設定し、 並列にアクセスできるような設定にするとかつてないような、 巨大かつ高速な仮想記憶が手に入ることを示唆している。


稼働中にswapを無効にする

実メモリが十分にあり、特別な処理を既に終了させswapが必要なくなった場合、 swapoffをするとswapに使われている記憶装置から実メモリの方にページが移動し、 swapが開放される。 またswaponを行えばswapが設定される。