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(swapの高速化)
(稼働中にswapを無効にする)
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またswaponを行えばswapが設定される。
 
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柔軟にswapを利用する、あるいは止めることができる。

2011年11月17日 (木) 15:14時点における版

Linuxのswapについて私が知っている二、三の事柄

swapの高速化

fstabでswapのプライオリティが設定できる。この数が多ければ多いほど優先される。一方で同じ優先順位であれば均等に使われる。 複数のハードディスク上にswapパーティションを取り、それを同じ優先順位で設定すると、スワップの際に並列に使われるのでraid0のような効果をもたらす。

下の例は4つのswapパーティションを使いswaponした状態である。


スワップを用意した状態 /proc/swaps
スワップが使用中の状態 /proc/swaps


これはSSDを複数用意し、その上にswapを設定し、 並列にアクセスできるような設定にすると、 かつてないような巨大かつ高速な仮想記憶が手に入ることを示唆している。

稼働中にswapを無効にする

実メモリが十分にあり、特別な処理を既に終了させswapが必要なくなった場合、 swapoffをするとswapに使われている記憶装置から実メモリの方にページが移動し、 swapが開放される。 またswaponを行えばswapが設定される。 柔軟にswapを利用する、あるいは止めることができる。