差分

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/* プロセスIDを擬似乱数生成関数の初期化パラメータに使うと何が起こるか */
サンプルコードとして理解するのは良いでしょうが、このようなコードは実際のプログラムでは書くべきではありません。
理由はプロセスIDはある一定の数で循環している値であり、安全性を保つには変動の幅が小さく生成された擬似乱数のパターンが簡単に再現出来てしまうからです。
カーネルが最少の構成で作られている場合、PIDの最大は4096よりも小さくなります。32ビットCPUの場合は32768です。64ビットCPUの場合に始めて最大2の30乗という値を取ることが出来ますが、動いているカーネルで実際に取りうる最大の値は カーネルが最少の構成で作られている場合、PIDの最大は4096よりも小さくなります。32ビットCPUの場合は32768です。64ビットCPUの場合、カーネルのコードの中で最大は4 * 1024 * 1024つまり4194304と定義されています。動いているカーネルで実際に取りうる最大の値は /proc/sys/kernel/pid_max で得られます。ちなみに筆者の64ビットCPUマシンでは4194304でした。逆をいえば、その程度の試行で見つけることができるということです。で得られます。筆者の64ビットCPUマシンでも4194304でした。逆をいえば、その程度の試行で見つけることができるということです。
さらにプログラムがブート時にこのようなプログラムが稼働してしまった場合、プロセスIDは毎回似たような値になります。
Linux上で予見が困難である(擬似)乱数の列が欲しい場合、/dev/randomを使うなど工夫が必要です。