差分

移動先: 案内検索

ユーザ権限とアクセス制御

6 バイト追加, 2013年8月30日 (金) 23:06
/* ユーザIDとグループIDによるアクセス制御 */
ユーザが自分の所有するファイルの属性を変更し、そのファイルのアクセス権限などをコントロールすることができます。
ただしroot権限だけは例外で、システムのすべてに無制限にアクセスできます。
 
尚、ユーザIDが数字ではなくユーザ名として表示されるのは、ユーザIDは/etc/passwdで設定されている対応するアカウント名、
グループIDは/etc/groupで設定されている対応するグループ名に変換されて表示されるからです。
 
基本的なファイルへのアクセス権限は、「読み込み」「書き込み」「実行」です。
/var/mail/hironobuというファイルのユーザIDはhironobuになっており、グループIDはmailです。mailのグループ権限を持つプロセスから読み書き可能になっています。具体的には、メールサーバなどのプロセスが読み書きできるようになっています。
 
変更はコマンドchmodを使います。chmodのオプションではユーザ(所有者)はu、グループはg、それ以外の利用者はoという表現を使います。
パーミッションの許可は"+"、パーミッションの不許可は"-"を使います。
chmodのオプションで"go-rw"はグループとその他ユーザからの読み書きは不許可となります。
 
$ chmod go-rw memo.txt
$ ls -l memo.txt
-rw------- 1 hironobu hironobu 44 Sep 20 19:17 memo.txt
 
ユーザ(所有者)、グループ、その他ユーザの読み取り許可・不許可、書き込み許可・不許可、実行の許可・不許可は3ビットで表すので、この部分を8進数で表現することもできます。
その場合はビットの設定がuが110、gが000、oが000となるので、8進数表現をするモードでは600となります。
 
$ chmod 600 memo.txt
匿名利用者