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ユーザ権限とアクセス制御

589 バイト追加, 2017年2月3日 (金) 17:54
/* ACL */
UNIXでは自分以外のユーザにアクセスを許可する場合は、グループに許可するか、それともすべてのユーザに許可するかの大まかな条件でアクセス制御をしています。一方、ACLではアクセス許可を特定のユーザの単位で、あるいはグループ単位で設定できます。ACLの導入により、これまでのUNIXのアクセス制御よりも複雑な設定をすることが可能になります。UNIXでは自分以外のユーザにアクセスを許可する場合は、グループに許可するか、それともすべてのユーザに許可するかの大まかな条件でアクセス制御をしています。一方、ACLではアクセス許可を特定のユーザの単位で、あるいはグループ単位で設定できます。ACLの導入により、これまでのUNIXのアクセス制御よりも現敵的な設定をすることが可能になります。
この状態でwww-dataユーザのみにfoo.txtの読み込みを許諾するとなると、グループを使う方法だとwww-dataとhironobuだけのグループを作り、そのグループを設定し、グループの読み込みを許可する、といったことをしなければなりません。しかしACLの機能を使えばwwwdataとhironobuだけのグループを作り、そのグループを設定し、グループの読み込みを許可する、といったことをしなければなりません。このWebサーバがアクセスしなければならないファイルの所有者がhironobuのユーザしか存在していないのならば、グループで運用するのも問題ありません。しかし、もし、hironobu以外にmasamiというユーザがいたならば、双方別々のグループを作りwww-dataのみに読み込みを許諾することができます。属性を設定にはコマンドsetfaclを使用します。dataを加えるといった方法が必要になります。もちろんこの方法はユーザが増えるたびにグループも増えます。
そこでACLの登場です。www-dataのアカウントのみを直接指定してアクセスを許すといった個別の対応ができれば、これまでのUNIXのアクセス権限の手法よりもシンプルに扱うことが出来るようになります。
=== ACLの設定 ===