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よく下のような擬似乱数生成関数の初期化で与えるパラメータ(SEED)の値をプロセスIDにするサンプルコードを見かけます。


<syntaxhighlight lang="C" line='line'>
#include <stdlib.h>
#include <stdio.h>
#include <unistd.h>
int main(void)
{
int i;
srand((int)getpid());
printf("PID %d\n", getpid());
for (i = 0; i < 5; i++)
{
printf("%d: random %d\n", i, rand());
}
}
</syntaxhighlight>

サンプルコードとして理解するのは良いでしょうが、このようなコードは実際のプログラムでは書くべきではありません。
理由はプロセスIDは2^15で循環している値と変動の幅が小さく生成された擬似乱数のパターンが簡単に再現出来てしまうからです。
さらにプログラムがブート時にこのようなプログラムが稼働してしまった場合、プロセスIDは毎回似たような値になります。

予見できない(擬似)乱数の列が欲しい場合、/dev/randomを使うなど工夫が必要です。