差分
プロセス管理
,/* スケジューラのチューニング */
==== 使えるスケジューリングを調べてみる ====
またchrtはプロセスのスケジューリング・ポリシーを変更することが出来ます。詳しくはマニュアル [https://man7.org/linux/man-pages/man1/chrt.1.html chrt] を確認してください。
;追記: その後 Linux 3.14 (2014/3/20リリース) からリアルタイム指向の処理に必要なデットラインを処理するための [https://core.ac.uk/download/pdf/14699805.pdf SCHED_DEADLINE] がスケジューラ <ref> デフォルトで使えるかどうかはディストリビューションによります。</ref> に加わっています。Linux 3.14ではデットライン・スケジューラのアルゴリズムはEarliest Deadline First (EDF)を採用していましたが、Linux 4.13 (2017/9/5リリース)からはEDFを改良しさらに Constant Bandwidth Server ( CBS ) 加えた( と、 [https://github.com/torvalds/linux/blob/master/kernel/sched/deadline.c カーネルのコメント] では表現している )アルゴリズムを採用しています。
今後もある意味オペレーティングシステムの心臓部ともいえるスケジューラが色々な要件を満たすため、
あるいはさらなる効率化のために変更される可能性は十分にあります。
これからも、あちらこちらの腕利きのカーネルハッカーがどんどん新しい提案をしてくることでしょう。
==== スケジューラのチューニング ====
スケジューラのチューニングに関しては下記の情報が参考になります。
* SUSE [https://www.belbel.or.jp/opensuse-manuals_ja/cha-tuning-taskscheduler.html タスクスケジューラのチューニング]
* Red Hat Enterprise Linux 9 [https://access.redhat.com/documentation/ja-jp/red_hat_enterprise_linux/9/pdf/monitoring_and_managing_system_status_and_performance/red_hat_enterprise_linux-9-monitoring_and_managing_system_status_and_performance-ja-jp.pdf 第30章 スケジューリングポリシーの調整]
=== プライオリティ ===
プロセス待機キューの並べ変え、プロセスのタイムスライスの値を設定する時に、プライオリティが高い程、よりCPUが割り当てられるような計算がされます。
#include <unistd.h>
#include <stdio.h>
#include <sys/wait.h>int main(void) { int i,stat;
for(i=0;i<1000;i++) {
if ( fork() == 0 ) {
_exit(0);
}
wait(&stat);
}
printf("%d\n",i);