差分

システム環境を考えてみる

1,897 バイト追加, 2007年10月4日 (木) 13:48
/* ざっくりリストアップしてみる */
これらを実現するために内部がどうなっているのかをGNU/Linuxを取り上げて、さらに詳しく見ていきましょう。
 
 
 
 
=== ログイン ===
 
通常、ユーザがGNU/Linuxを使うには、まずログインするところから始まります。アカウント名とパスワードを入力します。KNOPPIXなどは自動的にログインした状態から始まりますが、このような自動的にログインしているのは例外的です。通常はディストリビューションのインストールの設定の時にインストーラが最低ひとつはユーザアカウントの作成を尋ねてくるので、その指示に従い入力すると自動的に作成されます。
 
ユーザアカウントが存在していない場合、まずroot権限になってユーザのアカウントを造り、パスワードを設定し、ホームディレクトリを作成します。これで始めてログインできる環境になります。アカウントはadduserコマンドを使うと簡単にできます。下はhironobuというアカウントを作る例です。
 
<PRE>
# adduser hironobu
Adding user hironobu...
Adding new group hironobu (1001).
Adding new user hironobu (1001) with group hironobu.
Creating home directory /home/hironobu.
Copying files from /etc/skel
Enter new UNIX password:
Retype new UNIX password:
passwd: password updated successfully
Changing the user information for hironobu
Enter the new value, or press return for the default
Full Name []: Hironobu SUZUKI
Room Number []:
Work Phone []:
Home Phone []:
Other []:
Is the information correct? [y/n] y
#
</PRE>
 
 
 
ログインすれば、あとは何かプログラムを起動すると、ログインしたユーザの権限でプログラムが動き始めます。ユーザの持っているユーザIDやグループID が動作時の権限となり、その情報によりファイルへのアクセス等が制限されます。
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