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システム環境を考えてみる

575 バイト追加, 2008年10月16日 (木) 12:48
/* グラフィカルインタフェース */
;調べてみよう: 他にファイルの中身を表示させる方法には、どんな方法があるだろうか。少なくともあと2つは考えてみよう。
=== グラフィカルインタフェース グラフィカルなデスクトップ環境 ===
GnomeやKDEといったGUIシステムをGNUGnomeやKDEといったグラフィカルなデスクトップ環境をGNU/Linuxは用意しています。
今やGNU/LinuxのGUI環境はMacOSやWindowsといった身近なパソコン環境にひけをとりません。
GNU/Linuxの用意している3D GUI環境BerylなどはWindows Linuxの用意している3Dグラフィック環境 compiz fusionなどはWindows Vista Aero の機能以上にギミックな機能を兼ね備えています。 ;補足: たぶん出回っているGnomeやKDEのスキンの数はMacOSやWindows Vistaよりも多いと思います。自分の好きなようにカスタマイズして使うのがGnomeやKDEユーザの特徴のように感じます。
UNIX系のウインドウシステムの主流はX Window System (以下Xと呼びます)です。Xは画面の描写のためのサーバと、
そこと通信を行うためのライブラリ群です。GnomeやKDE やxface4などは、その上に作られたユーザインタフェース環境を統一的に提供するフレームそこと通信を行うためのライブラリ群です。尚、GnomeやKDE やxfce4などは、その上に作られたユーザインタフェース環境を統一的に提供するフレーム
ワーク環境です。これらはシステム的に競合関係にあり、同時にどちらも使うことはできません。
1980年代UNIX上では、数多くのウインドウシステムが作られ、そして淘汰されていきました。
米SUN社は独自のウインドウシステムであるSunViewやNeWS を持っていましたし、日本で作られたGMWなどもありました。
それらの中で今日まで生き残ったのがXです。それらの中で今日まで生き残ったのがMITのProject Athenaで作られたX Window Systemです。
Xはネットワーク経由でウィンドウシステムを使うためのインフラと開発環境を提供するためのプロジェクトでした。初期の頃は統一的かつ包括的なユーザ環境を提供するという目標はありませんでした。後にMotifやCDEといったフレームワーク(当時はWidget Toolkitと呼んでいた)が出現してきました。MotifやCDEは商用のソフトウェアです。ところが機能的にあまり発展することなく徐々に使われなくなっていきます。一時期はGUI環境がUNIXの弱点だともいわれていました。後に、オープンソースでGnomeやKDEが開発され、広がり、熟成されるに至ります。商用UNIXが提供するよりもはるかに完成度が高く、技術的も高度な、さらに、今風のGUI環境はオープンソースとして提供されて初めて発展することが出来たのです。Project Athenaはネットワーク経由でシステムを使うためのインフラと開発環境を提供するためのプロジェクトでした。透過的ウィンドウシステムであるX Window Systemは、その中の1つのプロジェクトでした。初期の頃は統一的かつ包括的なユーザ環境を提供するという能力はありませんでした。後にMotifやCDEといったフレームワーク(初期は Widget Toolkit と呼んでいた)が出現してきました。MotifやCDEは商用のソフトウェアです。ところが機能的にあまり発展することなく徐々に使われなくなっていきます。一時期はGUI環境がUNIXの弱点だともいわれていました。後に、オープンソースでGnomeやKDEが開発され、広がり、熟成されるに至ります。商用UNIXが提供するよりもはるかに完成度が高く、技術的も高度な、さらに、今風のGUI環境はオープンソースとして提供されて初めて発展することが出来たのです。
Xはその開発当初の目的から、ネットワーク透過的な、つまりネットワークで接続されているコンピュータを意識させないウインドウシステムを作ること
でした。ですから、一台のコンピュータ上で完結しているような単純なウインドウシステムよりは複雑です。またネットワーク透過を前提としているので、でした。ですから、一台のコンピュータ上で完結しているような単純なウインドウシステムよりプロトコルは複雑です。ハードウェアコントロールとウィンドウシステムとの連係が弱い面があります。しかしこれらの課題はCPU/GPUの高速化、あるいはツール・ライブラリ類の充実化である程度は差が縮まっています。またネットワーク透過を前提としているので、ハードウェアコントロールとウィンドウシステムと独立している設計のため特別にハードウェアを意識するようなプロトコルではありません。しかし今日においては、これらの課題はCPU/GPUの高速化、あるいはツール・ライブラリ類の充実化により差がわからない程度にまでなっています。
たぶん一番の弱点はデバイスドライバのサポートです。高価なグラフィックボードのデバイスドライバは主にメーカーから供給されるため、GNUたぶん一番の弱点はデバイスドライバのサポートです。たとえば高価なグラフィックボードのデバイスドライバは、まず最初にメーカーからプロプライエタリなソフトウェア<ref>たとえばnvidia社 GeForce シリーズのGNU/Linuxへの提供は後手後手に回ります。その意味においては「最新のグラフィックボード」は使えないでしょう。しかし、それ以外に関しては今日のGNULinux用デバイスドライバはnvidia社のサイトからダウンロードできますし、またubuntuでも「制限のあるソフトウェア」としてダウンロードできますが、それはフリーソフトウェアの意味する自由なソフトウェアではないことに注意してください。</LinuxのGUI環境はなんら引けを取らないといえるでしょう。ref>の形で供給されるため、フリーソフトウェアとしてGNU/Linuxのデバイスドライバとして入手するまでには時間がかかります。その意味においては「最新のグラフィックボード」は直ぐに自由に使えない現状にあります。
== 脚注 ==
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