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システム環境を考えてみる

26 バイト追加, 2008年10月16日 (木) 09:19
/* コマンドを動かす */
=== コマンドを動かす ===
シェルでコマンドを動かす時は、端末上でシェルプロンプトが出ている状態でコマンドを入力します。ルートディレクトリ (ファイルシステムの始まりである"/" ディレクトリを特にルートディレクトリと呼びます ) にどんなファイルやディレクトリがあるかlsコマンドを使って見てみましょう。-Fオプションはファイルの種類を表示するオプションで、表示されている名前の後ろにFオプションはファイルの種類<ref>表示されている名前の後ろに/があればディレクトリ、@はシンボリックリンク、*は実行ファイル、なければ普通のファイルです。</ref>を表示するオプションです。
% ls -F /
boot/ dev/ floppy/ initrd/ lost+found/ opt/ root/ tmp/ var/
短く説明すると、この表示されている範囲では/bin、/sbinが、あとsbin が、あと /usr/bin、/usr/sbinにコマンドが入っています。binは通常使うコマンド、sbinはシステム管理に使うコマンドが入っています。sbin にコマンドが入っています。binは通常使うコマンド、sbin はシステム管理に使うコマンドが入っています。/varはログデータファイルや一時的に保管しているデータファイルを集めているディレクトリです。var はログデータファイルや一時的に保管しているデータファイルを集めているディレクトリです。/devはデバイスファイルが入っているディレクトリです。dev はデバイスファイルが入っているディレクトリです。/procは実際のファイルが入っているわけはなく、カーネルなどの情報をファイルの形で見せているインタフェースです。proc は実際のファイルが入っているわけはなく、カーネルなどの情報をファイルの形で見せているインタフェースです。
% pwd
/home/hironobu
pwdは自分がどこのディレクトリにいるか表示するコマンドです。pwd は自分がどこのディレクトリにいるか表示するコマンドです。
% mkdir desk
% cd desk
mkdir はディレクトリを作るコマンドで、今"desk"という名前のディレクトリを作りました。cdは現在いるディレクトリであるカレントディレクトリを移動するコマンドです。もう一度pwdをしてみるとわかります。という名前のディレクトリを作りました。cd は現在いるディレクトリであるカレントディレクトリを移動するコマンドです。もう一度pwdをしてみるとわかります。
% pwd
このパイプで送るというのはUNIXが生み出したアイデアです。ps はプロセスを表示するという機能moreやwcは表示のみ、入力された文字数、単語数、行数を数えるのみの、いわば専門の機能を提供するツールです。psにプロセス数を数える機能や、画面で表示した時に画面のサイズに合わせて一旦停止するといった機能をくわえるという発想も可能でしょう。しかし、そうするとpsのプログラムサイズがどんどん大きくなっていきます。またmoreやwcの機能は別にpsに限らず、他のツールでも同様に必要になります。ならばmoreやwcを独立して作
り、他のツールでも組み合わせれるように共通化してしまえば、システム全体としてみた場合、必要となるソフトウェアのコード数は少なくなります。これがUNIX的な発想です。この背景はソフトウェア工学的な機能分割によるツールの再利用性向上と組合せによるソフトウェア生産性の向上という意識があります。
 
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