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カーネルの構造と機能

1,281 バイト追加, 2007年10月18日 (木) 10:56
/* ファイルシステム */
;補足: /p/tcp/www.sample.com/wwwというファイルをアクセスするとwww.sample.comのwwwポートがアクセスできるというファイルシステムPortalsを4.4BSDに対して実装した人もいます。http://www.usenix.org/publications/library/proceedings/neworl/stevens.html
 
 
=== プロセス間通信 ===
 
セマフォ (semaphore)は別々に動作するプロセス間での同期を取るためのメカニズムで、セマフォを介してプロセス間で正しい処理順番を確保するような仕組が出来るようになっています。どのプロセスからもアクセスでき、そして情報の書き込み、取り出しに関しては順序を守ってくれます。共有しているデータのロックやロック解除の時を行うような時、セマフォを使いプロセス間のやり取りをし、複数のプロセス間での排他制御などを行います。
 
 
;補足: ちなみにセマフォとは列車運行の時につかう路線上に列車が一本しか運行していないことを保証するために使った昔の腕木信号機のメタファから来ているとのことです。
 
 
メッセージキュー(message queue)はプロセス間でメッセージ(データ)を送出、受信の順序を約束し受け取る機能です。しかしながら、FIFO名前付きパイプと同じような役割です。さらにいえば FIFO 名前付きパイプの方が簡単で便利です。たぶん過去のUNIX System Vの互換のために用意しているのでしょう。
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