差分
/* VFSからデバイスドライバまで */
===== VFSからデバイスドライバまで =====
[[File:Filesystem-layer-1.png|thumb|right|450px|File System Layer]]
ファイルシステムをさらに抽象化するLinuxのファイルシステムを紹介しましょう。
Linuxのファイルシステムは、上位にVFS (Virtual File System)が存在し、その下に、またMinix、MS-DOS、その他のが存在し、その下に、FAX、ext4、JFS、XFS、NFS、その他のファイルシステムをもち、さらにその下にバッファキャッシュがあり、さらに下にデバイスドライバがあるといった、何重もの層を重ねる形になっています。ファイルシステムをもち、さらにその下にバッファキャッシュをおき、さらに下にデバイスドライバをおくという、何重もの層を持っている形になっています。プログラムは、Linuxのファイルを扱っているだけで、その下がMS-DOSのファイルシステムやMinix のファイルシステムであるかを知る必要はありません。しかも、その下には、ハードディスクやフラッシュメモリ (例えばUSBメモリやSDカードなど)といった補助記憶装置との入出力効率を改善するために、バッファキャッシュというクッションをおいてあります。その下に、装置をコントロールするためのデバイスドライバが用意されている形になります。このように重層的な構造にすることによって、抽象化を図っています。プログラムは、Linuxのファイルを扱っているだけで、その下がFATのファイルシステムやJFSのファイルシステムであるか、あるいはネットワーク経由でファイルシステムを使うことができるNFSなのかを知らなくても利用することが可能です。
== 脚注 ==
匿名利用者