差分

移動先: 案内検索

オペレーティングシステムとは何か

1 バイト追加, 2010年8月2日 (月) 09:25
/* オペレーティングシステムの潮流 */
; 調べてみよう : 人的なコストを低減するためにどのような工夫がなされているのだろうか。
 
 
== オペレーティングシステムの潮流 ==
最近は、どんどんハードウェアが高性能になっていきます。例えば、デスクトッ最近は、どんどんハードウェアが高性能になっていきます。プコンピュータ、いわゆるパソコンと呼ばれる機械の上位機種の計算スピードは、私がこの業界に入った1980 年半ばのスーパーコンピュータ並、あるいはそれ以上の性能をたたき出しています。例えば、デスクトップコンピュータ、いわゆるパソコンと呼ばれる機械の上位機種の計算スピードは、私がこの業界に入った1980 年半ばのスーパーコンピュータ並、あるいはそれ以上の性能をたたき出しています。
1990年当時から比較しても、エンジニアリングワークステーションと呼ばれて
いた数百万から一千万円くらいの価格だったコンピュータシステムよりも遥か
に高速です。
当然、そうなってくると、高性能なハードウェアを効率よく動かす、かつハー1990年当時から比較しても、エンジニアリングワークステーションと呼ばれていた数百万から一千万円くらいの価格だったコンピュータシステムよりも遥かに高速です。ドウェアの能力を引き出すために、かつて高価なコンピュータで使われたいたオペレーティングシステムのテクノロジーが必要になってきます。かくして、身近に高性能なオペレーティングシステム 当然、そうなってくると、高性能なハードウェアを効率よく動かす、かつハードウェアの能力を引き出すために、かつて高価なコンピュータで使われたいたオペレーティングシステムのテクノロジーが必要になってきます。かくして、身近に高性能なオペレーティングシステム が使われるようになります。 
=== 現在のオペレーティングシステムへ向かう2つの流れ ===
現在のハードウェアとオペレーティングシステムの関係をハードウェアの歴史の変遷を踏まえて考えてみます。みなさんが使っているデスクトップのコンピュータに至る流れには2つの流れがあります。現在のハードウェアとオペレーティングシステムの関係をハードウェアの歴史の変遷を踏まえて考えてみます。みなさんが使っているデスクトップのコンピュータに至る流れには2つの流れがあります。
==== 下から上への流れ ====
小さいものから、大きなものへ変化した様子を見てみましょう。
 
1971年に世界初のマイクロプロセッサIntel 4004 が出来てから、パーソナルコンピュータが作られ、どんどん性能が良くなってきた流れです。パーソナルコンピュータ、いわゆるパソコンは初めは玩具のようなものでした。
1975年に発売された世界初のパソコンMITS Altair 8080はIntel 8080 250Khz
を搭載しメモリは256byteでした。キーボードもモニターも当然ながらハード
ディスクなどありません。プログラムはフロントパネルからスイッチを操作し、
バイナリーのマシン語を入力します。
1976年ぐらいになると、Apple、Sol、Altairといった最も初期の頃のパソコンが作られてきます。この頃、Bill GatesとPaul AllenはAltair 1975年に発売された世界初のパソコンMITS Altair 8080はIntel 8080 (メモリ4KByte版)用に大型汎用機上で動いていたBASIC言語を移植しMITSへライセンスします。翌、1977年にはSteve WozniakとSteve JobsがApple Corporationを設立し、また同じくしてBill Gates とPaul Allenは正式にMicrosoft companyを設立します。250Khz を搭載しメモリは256byteでした。キーボードもモニターも当然ながらハードディスクなどありません。プログラムはフロントパネルからスイッチを操作し、バイナリーのマシン語を入力します。
1976年ぐらいになると、Apple、Sol、Altairといった最も初期の頃のパソコンが作られてきます。この頃、Bill GatesとPaul AllenはAltair 8080 (メモリ4KByte版)用に大型汎用機上で動いていたBASIC言語を移植しMITSへライセンスします。翌、1977年にはSteve WozniakとSteve JobsがApple Corporationを設立し、また同じくしてBill Gates とPaul Allenは正式にMicrosoft companyを設立します。  Apple や Sol や Altairのような初期のパソコンが作られます。下がスミソニアン博物館にある世界初のパソコンの写真です(著者撮影)。Altairのような初期のパソコンが作られます。下がスミソニアン博物館にある世界初のパソコンの写真です(著者撮影)。
[[image:IMG_2551.JPG|thumb|Homebrew computer club ]]
1984年にIBMがIBM PCを販売開始した時が、今日のパーソナルコンピュータ隆
盛の時代の本格的な幕開けだったといえるでしょう。
初期の頃のパソコンにはオペレーティングシステムがありませんでした。次に1984年にIBMがIBM PCを販売開始した時が、今日のパーソナルコンピュータ隆盛の時代の本格的な幕開けだったといえるでしょう。CP 初期の頃のパソコンにはオペレーティングシステムがありませんでした。次にCP/MやMS-DOSといった 低レベルな機能しか持たない原始的なオペレーティン低レベルな機能しか持たない原始的なオペレーティングシステムが現われます。 グシステムが現われます。
:'''補足'''
: ただし、厳密にはオペレーティングシステムとは呼べずモニターと呼ぶべきものだと筆者は考えます。機能が不十分なため厳密にはオペレーティングシステムとは呼べずモニターと呼ぶべきものだと筆者は考えます。 
:オペレーティングシステムの前段階ともいえるモニターとはなんだろうか。
これはハードウェアの能力が極めて限られているので、大型汎用機のような機
能を望むべくもなく、低レベルな機能しか持たざる得ないという限界がありま
す。1990年代ともなると、高速なCPU、大容量のメモリー、大容量のハードディ
スクなどハードウェアの能力は格段に上がります。
しかし、一方で、そのハードウェア上で動かしているソフトウェアのシステムこれはハードウェアの能力が極めて限られているので、大型汎用機のような機能を望むべくもなく、低レベルな機能しか持たざる得ないという限界があります。1990年代ともなると、高速なCPU、大容量のメモリー、大容量のハードディスクなどハードウェアの能力は格段に上がります。構造は古い頃から手直し、手直ししてアップグレードしてきたものです。さらにパーソナルな環境ではなく、ネットワークに繋がれ、さらにはインターネットに繋がれるまでになると、玩具の箱から個人のツールとして発展してきた単しかし、一方で、そのハードウェア上で動かしているソフトウェアのシステム構造は古い頃から手直し、手直ししてアップグレードしてきたものです。さらにパーソナルな環境ではなく、ネットワークに繋がれ、さらにはインターネットに繋がれるまでになると、玩具の箱から個人のツールとして発展してきた単純なパーソナルコンピュータのモデルではいずれ限界が来てしまいます。純なパーソナルコンピュータのモデルではいずれ限界が来てしまいます。
このように下から上へ向かうトレンドが、まず1つあります。
 
 
=== 上から下への流れ ===
コンピュータが作られた時から、今日のパーソナルコンピュータが隆盛を究めるまでに至まで常にコンピュータのハードウェアは高価なものでした。1960年当時初期までは、コンピュータはプログラムを走らせるために特別なセットアッコンピュータが作られた時から、今日のパーソナルコンピュータが隆盛を究めるまでに至まで常にコンピュータのハードウェアは高価なものでした。1960年当時初期までは、コンピュータはプログラムを走らせるために特別なセットアッ
プが必要で、色々なプログラムを走らせることが困難でした。高価なハードウェ
ア上でもっと汎用的にプログラムを動かすために作られたシステムが1964年に
匿名利用者