ユーザやグループの管理
ユーザやグループの管理
GUIツール
GNOMEやKDEといったグラフィカル・ユーザ・インタフェース環境を使っている場合は、ユーザやグループを管理するためのインタフェースが用意されています。
GNOMEだと「メニュー」→「システム管理」→「ユーザーとグループ」でユーザ及びグループの管理アプリケーションが立ち上がります。KDEでも同様なkuserという管理アプリケーションがあります。
ユーザやグループの管理コマンド
コマンド・ライン・インタフェースでのユーザやグループの管理コマンドを紹介します。
uidやgidの確認
自分のuidやgid及び、どのようなグループに属しているのかを確認するにはコマンドidやgroupを使います。
$ id uid=1000(hironobu) gid=1000(hironobu)groups=1000(hironobu),4(adm),20(dialout),21(fax), 24(cdrom),25(floppy),26(tape),30(dip),44(video),46(plugdev),104(fuse),112(netdev),119(admin)
$ groups hironobu adm dialout fax cdrom floppy tape dip video plugdev fuse netdev admin
ユーザの追加
ユーザを追加するコマンドはuseraddです。コマンドラインでユーザの名前、uid、gidなどを設定します。
# useradd hironobu
これでユーザhironobuが作成されます。ただしこれは最低限の環境しか作っていないので、実際のログインをして利用するとなると、コマンドラインにさらなる指定が必要です。 そこで新規ユーザ作成に必要な情報をインタラクティブに聞いてくるadduserコマンド使う方が便利です。adduserの実装はDebian系ではperlで実装され内部でuseraddを呼び出すのに対し、Red Hat系ではuseraddへのリンクになっています。
# adduser hironobu ユーザー `hironobu' を追加しています... 新しいグループ `hironobu' (1000) を追加しています... 新しいユーザー `hironobu' (1000) をグループ `hironobu' に追加しています... ホームディレクトリ `/home/hironobu' を作成しています... `/etc/skel' からファイルをコピーしています... 新しいUNIXパスワードを入力してください:
ユーザ情報の変更などはusermodを使います。コマンドラインで細かく指定することができます。usermodを用いてグループを追加する時は使い辛いので、ユーザをグループに追加あるいは削除したいだけの場合、gpasswdを使う方が便利かもしれません。
# gpasswd -a hironobu uucp
ユーザを削除するときはuserdelを使います。
グループの追加
新しいグループの追加はgroupaddを使います。情報を変更したい時はgroupmodを使います。削除の場合はgroupdelを使います。ユーザを新しいグループに追加する時はgpasswdを使うと便利でしょう。
脚注
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