「NeXus2016カンファレンス」の版間の差分
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==== タイトル:「医療と NeXT そして macOS iOS」 ==== | ==== タイトル:「医療と NeXT そして macOS iOS」 ==== | ||
1989年、世に先駆け電子カルテを開発し医療現場で改良しつつ現在に至る。当初のコンピュータは文字しか扱えなかったが、やがてグラフィックを扱えるものが出現。迷うこと無く UNIX のパワーと Mac の GUI を備えた NeXT マシーンを選択(世界最初の Web システムも同様だった)。そして現在は macOS や iOS へ移行。 | 1989年、世に先駆け電子カルテを開発し医療現場で改良しつつ現在に至る。当初のコンピュータは文字しか扱えなかったが、やがてグラフィックを扱えるものが出現。迷うこと無く UNIX のパワーと Mac の GUI を備えた NeXT マシーンを選択(世界最初の Web システムも同様だった)。そして現在は macOS や iOS へ移行。 | ||
=== 大澤五住 (おおざわ いずみ) Izumi Ohzawa === | |||
NeXT発売当時にはカリフォルニア大学バークレー校でポスドクとして視覚系の脳科学研究に従事。NeXTによる神経細胞の活動を記録・解析する実験システムを構築。現在、大阪大学大学院生命機能研究科教授。 | |||
==== タイトル:「NeXTが米国の大学教育や研究にもたらした影響」 ==== | |||
発売当初、NeXTマシンは大学生/教員か開発者だけに限定して販売されたほど、Jobsの教育への熱意は強かった。アカデミックな世界にNeXTが与えた影響は現在もMacに引き継がれているが、米国の大学にいた一デベロッパー・ユーザーの視点から、アプリケーションや機能を中心に当時の状況を俯瞰する。 |
2016年11月4日 (金) 08:56時点における版
NeXus2016 カンファレンス
開催趣旨
スティーブ・ジョブズの伝記や映画など数多くありますが、その物語の多くはNeXT時代を詳しくは扱ってはいません。しかし、最も困難で、そして最もイノベーティブだったNeXT時代こそスティーブ・ジョブズを先に進める原動力になったのではないでしょうか。NeXT時代が歴史に埋もれて記憶から消えていきそうになっている今、もう一度、あの時代にスポットを当ててスティーブ・ジョブズが我々に残していった遺産とはなんだったのかを考えてみると同時に、その遺産が次の時代にどう結びついていくのかを考えていきたいと思います。NeXTをリアルタイムで知らない世代の方も過去を知り、未来を考えるこのイベントに是非ご参加ください。
開催概要
- 日時 2016年11月26日(土曜日)
- 開催時間 13:00-17:00 (12:45 受付開始)
- 会場 スクエア荏原 イベントホール (BC区画)
- アクセス 東京都品川区荏原4-5-28 東急目黒線武蔵小山から徒歩10分 東急池上線戸越銀座駅・荏原中延駅から徒歩10分 都営浅草線戸越駅から徒歩12分
- 人数 150名
- 参加申し込み方法 peatix.comの「NeXus2016 カンファレンス」ページにて
- 参加費 一般1,000円(学生は無料)
プログラム
- 12時45分 受付開始
- 13時00分 オープニング
- 13時10分 キーノート1 加藤康之 「return self」
- 13時40分 キーノート2 竹中直純 TBD
- 14時10分 休憩
- 14時20分 プレゼンテーション
- 大橋克洋 医療と NeXT そして macOS iOS
- 大澤五住 NeXTが米国の大学教育や研究にもたらした影響
- 鈴木裕信 セキュリティとNeXT
- 野中哲 ジョブズと私
- 15時40分 展示・休憩
- 16時00分 ディスカッション
- 座長 森川誠一
- 大橋克洋 / 大澤五住 / 鈴木裕信 / 竹中直純
- 16時50分 クロージング
- 17時00分 解散
講演者紹介
加藤康之(かとう まさゆき)
1954年生れ、山形県 1977年~NTT電気通信研究所入所 光ファイバの構造設計の研究 1982年~NTT岩手支社企画室長 1990年~NTT伝送システム研究所、主幹研究員 1995年~NTTアクセス網研究所フェロー 1998年から(株)サイバー・ラボ代表取締役社長 専門:光通信、知的ソフトウェア、知識の可視化・構造化
タイトル:「return self」
全ては、「return self」から始まった!この1行はmethodの終了時に使われるものですが、私のその後の人生を大きく変えた。NextStepとの出会いから今日に至るまで26年間その上に築いてきたフレームワークすなわちソフトウェアの思想について少しご紹介させて頂きます。社長業は世を忍ぶ仮の姿であり生涯、現役のプログラマーでありたいと願っています。
大橋克洋(おおはし かつひろ)
本業は産婦人科医。1978年 Apple II で仕事用アプリを書き始め、やがて UNIX ユーザへ移行。Apple をスピンアウトした Jobs により NeXT が出現。仲間と日本 NeXT ユーザ会を立ち上げ技術交流を図る。現在は電子カルテの技術交流に勤める。
タイトル:「医療と NeXT そして macOS iOS」
1989年、世に先駆け電子カルテを開発し医療現場で改良しつつ現在に至る。当初のコンピュータは文字しか扱えなかったが、やがてグラフィックを扱えるものが出現。迷うこと無く UNIX のパワーと Mac の GUI を備えた NeXT マシーンを選択(世界最初の Web システムも同様だった)。そして現在は macOS や iOS へ移行。
大澤五住 (おおざわ いずみ) Izumi Ohzawa
NeXT発売当時にはカリフォルニア大学バークレー校でポスドクとして視覚系の脳科学研究に従事。NeXTによる神経細胞の活動を記録・解析する実験システムを構築。現在、大阪大学大学院生命機能研究科教授。
タイトル:「NeXTが米国の大学教育や研究にもたらした影響」
発売当初、NeXTマシンは大学生/教員か開発者だけに限定して販売されたほど、Jobsの教育への熱意は強かった。アカデミックな世界にNeXTが与えた影響は現在もMacに引き継がれているが、米国の大学にいた一デベロッパー・ユーザーの視点から、アプリケーションや機能を中心に当時の状況を俯瞰する。