「LVMの構築方法」の版間の差分
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すべてをプライマリパーティションとして使うことににして設定し、そこにLinux LVMである8e (16進数)のID番号を割り当てます。 | すべてをプライマリパーティションとして使うことににして設定し、そこにLinux LVMである8e (16進数)のID番号を割り当てます。 | ||
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=== 論理ボリュームグループ作成 === | === 論理ボリュームグループ作成 === | ||
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ここでのPVは、用意しているパーティション /dev/sdc1 にあたります。 | ここでのPVは、用意しているパーティション /dev/sdc1 にあたります。 | ||
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# vgcreate vg_ext /dev/sdc1 | # vgcreate vg_ext /dev/sdc1 | ||
No physical volume label read from /dev/sdc1 | No physical volume label read from /dev/sdc1 | ||
Physical volume "/dev/sdc1" successfully created | Physical volume "/dev/sdc1" successfully created | ||
Volume group "vg_ext" successfully created | Volume group "vg_ext" successfully created | ||
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VGの内容を確認するにはvgdisplayを使います。 | VGの内容を確認するにはvgdisplayを使います。 | ||
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# vgdisplay vg_ext | # vgdisplay vg_ext | ||
--- Volume group --- | --- Volume group --- | ||
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Free PE / Size 127 / 508.00 MiB | Free PE / Size 127 / 508.00 MiB | ||
VG UUID KHZvkW-Adlo-hjNO-xZOO-cHeV-lJPi-8YNBEk | VG UUID KHZvkW-Adlo-hjNO-xZOO-cHeV-lJPi-8YNBEk | ||
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PE (Physical Extent)のサイズが4.00 MiBとなっているのはデフォルトです。 | PE (Physical Extent)のサイズが4.00 MiBとなっているのはデフォルトです。 | ||
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lvm(旧フォーマット)ではLVに割り当てが出来るPEの数は65536 (2^16)までという上限がありました。 | |||
現在使われているlvm2ではPV/LV あたりの最大エクステント数に制限はありません。 | |||
vgcreateを実行する際にオプション- | vgcreateを実行する際にオプション ''-s'' | ||
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32mを指定した場合、最大のLVは2TiBとなります。 | 32mを指定した場合、最大のLVは2TiBとなります。 | ||
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LV | LV を作成するにはコマンド lvcreate を利用します。 | ||
-n LV名 -L ボリュームサイズ | ''-n LV名 -L ボリュームサイズ'' そして ''VG名'' のオプションを与えます。 | ||
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# lvcreate -n lv_ext_01 -L 256MB vg_ext | # lvcreate -n lv_ext_01 -L 256MB vg_ext | ||
Logical volume "lv_ext_01" created | Logical volume "lv_ext_01" created | ||
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ブロックデバイス /dev/vg_ext/lv_ext_01 が作成されます。 | |||
=== ファイルシステム作成とマウント === | === ファイルシステム作成とマウント === | ||
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ext4のファイルシステムを/dev/vg_ext/lv_ext_01上に作成します。 | ext4のファイルシステムを/dev/vg_ext/lv_ext_01上に作成します。 | ||
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# mkfs -t ext4 /dev/vg_ext/lv_ext_01 | # mkfs -t ext4 /dev/vg_ext/lv_ext_01 | ||
mke2fs 1.41.12 (17-May-2010) | mke2fs 1.41.12 (17-May-2010) | ||
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8193, 24577, 40961, 57345, 73729, 204801, 221185 | 8193, 24577, 40961, 57345, 73729, 204801, 221185 | ||
Writing inode tables: .... | Writing inode tables: .... | ||
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ディレクトリ/mnt/lv_ext_01を作成し、ここにマウントしてみます。 | ディレクトリ/mnt/lv_ext_01を作成し、ここにマウントしてみます。 | ||
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# mkdir /mnt/lv_ext_01 | # mkdir /mnt/lv_ext_01 | ||
# mount /dev/vg_ext/lv_ext_01 /mnt/lv_ext_01/ | # mount /dev/vg_ext/lv_ext_01 /mnt/lv_ext_01/ | ||
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/dev/mapper/vg_ext-lv_ext_01 | /dev/mapper/vg_ext-lv_ext_01 | ||
253871 10254 230510 5% /mnt/lv_ext_01 | 253871 10254 230510 5% /mnt/lv_ext_01 | ||
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== 脚注 == | |||
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あるいは | |||
[[Linux LVM]]へ | |||
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2015年7月27日 (月) 17:37時点における最新版
追加するだけの場合は LVMの追加方法 へ
LVM 新しく設定する場合
ここでは以下の説明をします。
- Linux LVM のIDを持ったパーティションを作成する。
- 論理ボリュームグループを作成する。
- 論理ボリュームを作成する。
- ファイルシステムを構築する。
- マウントをする。
現在の多くのディストリビューションはインストール時にLVMをデフォルトで利用するので、一般的には最初から行うことは少ないかも知れません。
fdiskでLVMのパーティション作成
下の操作は/dev/sdc (サイズ512MB) のブロックデバイスに対してパーティションを設定し、そこにLVMのIDを割り当てる作業です。 すべてをプライマリパーティションとして使うことににして設定し、そこにLinux LVMである8e (16進数)のID番号を割り当てます。
# fdisk /dev/sdc ... Command (m for help): n Command action e extended p primary partition (1-4) p<RET> Partition number (1-4): 1<RET> First cylinder (1-65, default 1): <RET> Using default value 1 Last cylinder, +cylinders or +size{K,M,G} (1-65, default 65):<RET> Using default value 65 Command (m for help): t<RET> Selected partition 1 Hex code (type L to list codes): 8e<RET> Changed system type of partition 1 to 8e (Linux LVM) Command (m for help): w<RET> ... #
論理ボリュームグループ作成
現在 /dev/sdc1 のパーティションが作成されおり、そのIDはLinux LVM (8e)になっています。 それを使ってコマンド vgcreate を用いてVGを作成します。VG名はここでは vg_ext とします。 ここでのPVは、用意しているパーティション /dev/sdc1 にあたります。
# vgcreate vg_ext /dev/sdc1 No physical volume label read from /dev/sdc1 Physical volume "/dev/sdc1" successfully created Volume group "vg_ext" successfully created
VGの内容を確認するにはvgdisplayを使います。
# vgdisplay vg_ext --- Volume group --- VG Name vg_ext System ID Format lvm2 Metadata Areas 1 Metadata Sequence No 1 VG Access read/write VG Status resizable MAX LV 0 Cur LV 0 Open LV 0 Max PV 0 Cur PV 1 Act PV 1 VG Size 508.00 MiB PE Size 4.00 MiB Total PE 127 Alloc PE / Size 0 / 0 Free PE / Size 127 / 508.00 MiB VG UUID KHZvkW-Adlo-hjNO-xZOO-cHeV-lJPi-8YNBEk
PE (Physical Extent)のサイズが4.00 MiBとなっているのはデフォルトです。
1つの LV (Logical Volume 論理ボリューム)に割り当はPEの単位で割り当てられます。
つまり現在のFree PEの値が、VGからLVに割り当てることが出来る最大の値です。
lvm(旧フォーマット)ではLVに割り当てが出来るPEの数は65536 (2^16)までという上限がありました。
現在使われているlvm2ではPV/LV あたりの最大エクステント数に制限はありません。
vgcreateを実行する際にオプション -s
(もしくは
--physicalextentsize
) を利用します。
32mを指定した場合、最大のLVは2TiBとなります。
論理ボリューム作成
LV を作成するにはコマンド lvcreate を利用します。 -n LV名 -L ボリュームサイズ そして VG名 のオプションを与えます。
# lvcreate -n lv_ext_01 -L 256MB vg_ext Logical volume "lv_ext_01" created
ブロックデバイス /dev/vg_ext/lv_ext_01 が作成されます。
ファイルシステム作成とマウント
ext4のファイルシステムを/dev/vg_ext/lv_ext_01上に作成します。
# mkfs -t ext4 /dev/vg_ext/lv_ext_01 mke2fs 1.41.12 (17-May-2010) Filesystem label= OS type: Linux Block size=1024 (log=0) Fragment size=1024 (log=0) Stride=0 blocks, Stripe width=0 blocks 65536 inodes, 262144 blocks 13107 blocks (5.00%) reserved for the super user First data block=1 Maximum filesystem blocks=67371008 32 block groups 8192 blocks per group, 8192 fragments per group 2048 inodes per group Superblock backups stored on blocks: 8193, 24577, 40961, 57345, 73729, 204801, 221185 Writing inode tables: ....
ディレクトリ/mnt/lv_ext_01を作成し、ここにマウントしてみます。
# mkdir /mnt/lv_ext_01 # mount /dev/vg_ext/lv_ext_01 /mnt/lv_ext_01/ # df Filesystem 1K-blocks Used Available Use% Mounted on /dev/mapper/vg_c0-lv_root 6781916 2126116 4314236 34% / tmpfs 961256 16 961240 1% /dev/shm /dev/sda1 495844 91135 379109 20% /boot /dev/mapper/vg_ext-lv_ext_01 253871 10254 230510 5% /mnt/lv_ext_01
脚注
このページへのショートURL:
http://uc2.h2np.net/i/48.html